アクロニス・ジャパン代表 川崎哲郎氏に聞く(2)
中小企業のサイバープロテクションを日本市場に定着させる

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取材・構成  土田 修
IT批評編集部

最先端の技術を取り入れていくことで提供するサービスを向上させていく

アクロニスの研究開発部門はヨーロッパが中心で、バックアップやセキュリティの専門家を採用しています。世界各国から集まってきていて、非常に多くの国籍のメンバーが活躍しています。

アクロニスは、色々な分野において最先端の技術を取り入れてお客様に提供するサービスを向上させていくという点に関して、大きな投資をしています。

アクロニスの創設者であるセルゲイ・ベロウゾフ(Serguei Beloussov 現最高研究開発責任者)は、大学などの研究教育機関を立ち上げていたり、AIのベンチャー企業を保有していたりしています。AI、ブロックチェーン、量子コンピューティングなど、先端分野の研究をしながらアクロニスとの相乗効果もつくっていくような取り組みは、他の企業にない特色の一つです。

余談になりますが、アクロニスはスポーツチームとのパートナーシップにも力を入れています。テクノロジーパートナーとか、サイバープロテクションパートナーと呼ばれるものですが、スポーツにおいてもデータやIT活用の重要性が非常に高まっているので、セキュリティとデータ保護に私たちの製品やテクノロジーをスポーツチームに提供しています。AIや機械学習のコンサルティングや構築を提供することもあります。

もとはモータースポーツであるF1から始まったものです。自動車レースはいまやITの塊と言ってもいいでしょう。リアルタイムに走っている車からの情報をパドックに転送して、そこで分析をするし、さらにそこから専門家とデータを共有しながらやっていく。

この取り組みは現在、サッカーや野球をはじめとするさまざまなスポーツに広がっています。有名なところでは、モータースポーツのウィリアムズ・レーシングやトヨタ・ガズー・レーシング、サッカープレミアリーグのマンチェスター・シティFC、アーセナルFC、リバプールFC、そして日本の横浜F・マリノス。野球のメジャーリーグではボストン・レッドソックス、サンディエゴ・パドレスなどをパートナーとしてサポートしています。

スポーツはAIと非常に相性が良い分野です。いくつかのサッカークラブとは、AIの共同研究開発チームを持っており、私もいちサッカーファンとして、AIがサッカーを見る楽しみを広げてくれることを期待しています。(了)

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