ウェブは“空間”を資源化する〜ソーシャル時代の情報空間論
第4回 O2Oでリアルが上書きされる?情報空間が物理空間と衝突するとき
ARCHIVE
2014.08.07
テキスト
鈴木 謙介
社会学者 関西学院大学准教授
一部ではあるが特別ではないことを「偶然」という。つまり、物理空間と情報空間の対立は、社会のどこにでも、単なる偶然で発生しうるということだ。情報空間という射程の広い概念を用いながらこの問題を考えなければならない理由は、そこにある。
一般的にO2Oというと、ウェブの情報(Online)でリアルの店舗(Offline)に消費者を誘導するマーケティング手法のことを指す。おそらくこの言葉もWeb2.0 やソーシャル、ビッグデータなどと並んで、その内容・手法の曖昧さと使い勝手の良さから、ウェブ業界の新たなバズワードの列に並ぶことになるだろう。しかしながら、バズワードだから扱っても意味がないとか、流行の実質がないと判断するのは早計だ。というのもO2Oに注目が集まる背景には、ウェブを支えるビジネスモデルの変化があると考えられるからだ。
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