半導体のカーテン、コンピューティングパワーの天井
技術、経済、地政学から現在の論点をみる
第5回 AI開発競争の命運を分ける米中の攻防
REVIEWおすすめ
2024.10.05
テキスト
桐原 永叔
IT批評編集長
AI開発競争をよく冷戦期の核開発にたとえることがある。当時は先端技術のスパイ、西側製品の旧ソ連への流入などが取り沙汰され、東欧、中東をめぐり地政学上の綱引きも盛んであった。
半導体のコンピューティングパワーが意味するものは、技術のみならず経済、軍事の問題と直結している。この点では核のそれとは一概に比べられるものではないが、冷戦期の大国間の隔たりが鉄のカーテンであったとすれば、現在、アメリカが中国に対しつくろうとしている隔たりは半導体のカーテン、コンピューティングパワーの天井とも呼べるものではないか。
コンピューティングパワーの天井は技術、経済、社会が発展する天井になる。
関連記事
-
FEATURE2025.03.31AIが拡げる生命科学の可能性─藤田医科大学教授・八代嘉美氏に聞く
第1回 AI開発者がノーベル化学賞を受賞した意味2025.03.31聞き手 都築 正明 -
FEATURE2026.03.31海馬オルガノイドから心と生命を探究する
国立成育医療研究センター 精密創薬研究部実験薬理研究室 室長 坂口秀哉氏に聞く
第2回 ブレインメーカーの世界にようこそ2026.03.31聞き手 都築 正明 -
REVIEW2025.10.01創造主なき世界の私たちと延長された表現型としてのAI
第3回 美は自然と偶然のなかに2025.10.01テキスト 都築正明