mixiからはじまったSNSはどのような変遷を経てmixi2に至ったか
第2回 Twitterの誕生とiPhoneの登場

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寄稿者 荻窪 圭
フリーライター。東京農工大学工学部数理情報工学科卒。学生時代にパソコン誌のライターとしてデビューして約40年。現在はIT系の他、デジタルカメラの記事も手がけつつ、趣味が嵩じて街歩きのガイドも行う。近著に『古地図で訪ねるあの頃の東京』(実業之日本社)等。

若年層はGoogleよりTwitterでの検索が主に

各アカウントが自社のニュースのヘッドラインをリンクとともに投稿し、それを読んだ人がコメントを付けてRTすることで、より多くの人に届けるニュースを届けることができるし、読者としてもニュースソースのアカウントをフォローしていなくても、自分がフォローしている人がニュースをRTしてくれることでそれに触れることができる。

Twitterは各人が思い思いに「つぶやく場」と認識されていたが、むしろ最新のニュースや各人が求める情報に出会い、それを閲覧する場として魅力的になっていったのである。

インターネット上での情報検索行為をGoogleを主に使うことからググると呼ぶようになって久しいが、2010年代後半には若年層はGoogleよりTwitterでの検索を主に使っているという声を聞くようになった。

リアルタイム性が高いこと、ニュースについてのコメントも一緒に読めること、そしてTwitterでは自分がフォローする(ある程度信頼できる)人がリコメンドする情報が主に流れてくることから、Googleより素速く欲しい情報が手に入るようになったからと考えていい。

Twitterが他のSNSと大きく異なる点のひとつが、幸か不幸かポータルとしての利用に適してしまった点にある。

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