mixiからはじまったSNSはどのような変遷を経てmixi2に至ったか
第2回 Twitterの誕生とiPhoneの登場
若年層はGoogleよりTwitterでの検索が主に
各アカウントが自社のニュースのヘッドラインをリンクとともに投稿し、それを読んだ人がコメントを付けてRTすることで、より多くの人に届けるニュースを届けることができるし、読者としてもニュースソースのアカウントをフォローしていなくても、自分がフォローしている人がニュースをRTしてくれることでそれに触れることができる。
Twitterは各人が思い思いに「つぶやく場」と認識されていたが、むしろ最新のニュースや各人が求める情報に出会い、それを閲覧する場として魅力的になっていったのである。
インターネット上での情報検索行為をGoogleを主に使うことからググると呼ぶようになって久しいが、2010年代後半には若年層はGoogleよりTwitterでの検索を主に使っているという声を聞くようになった。
リアルタイム性が高いこと、ニュースについてのコメントも一緒に読めること、そしてTwitterでは自分がフォローする(ある程度信頼できる)人がリコメンドする情報が主に流れてくることから、Googleより素速く欲しい情報が手に入るようになったからと考えていい。
Twitterが他のSNSと大きく異なる点のひとつが、幸か不幸かポータルとしての利用に適してしまった点にある。
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