生成AIはメディア制作にどう影響を与えているのか
第3回 生成AIをライターの強力な相棒にするために

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テキスト 荻窪 圭

事実確認を伴うコンテンツ作成では、生成AIの回答を鵜呑みにせず、何度も問い直すことが重要だ。ライターにとっては初期の相談相手、資料整理、下書きチェックなどで生成AIは強力なパートナーになるが、最終的な原稿は自身で作成し、信頼性を担保する必要がある。

 

荻窪 圭

フリーライター。東京農工大学工学部数理情報工学科卒。学生時代にパソコン誌のライターとしてデビューして約40年。現在はIT系の他、デジタルカメラの記事も手がけつつ、趣味が嵩じて街歩きのガイドも行う。近著に『古地図で訪ねるあの頃の東京』(実業之日本社)等。

 

 

 

目次

プロンプトは重要

ライターは積極的に生成AIを利用すべきである

 

 

 

 

 

 

 

プロンプトは重要

 

「IT批評」でmixi2の話を書いた際に、初期のmixiがはじめてスマートフォンに対応したのはいつだったっけ、と気軽にAIに尋ねたら、2010年という答えが返ってきた。

 

mixiがスマートフォンに対応したのは、段階的に進められました。大きく分けて、スマートフォン向けサイトの提供開始と、スマートフォンアプリの提供開始の2つの段階があります。

 

スマートフォン向けサイト「mixi Touch」の提供開始: 2010年9月10日

Androidアプリの提供開始: 2010年12月24日

iPhoneアプリの提供開始: 正確な日付は不明ですが、Androidアプリと同時期か、その後間もなく提供開始されたと考えられます。

 

おお、そうだったか、と記事に載せるために昔iPhoneでとったスクリーンショットを探したら、2008年のものが見つかったのである。違うじゃん。

ちなみに、mixiがiPhoneに対応したのはいつ? とより具体的に尋ねるとちゃんと2008年と返ってくる。プロンプトは重要である。

 

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