著作権とクリエイティブコモンズ

IT批評
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著作物の権利を守るために、クリエイティブコモンズ・ライセンス(CC ライセンス)を提供している国際的非営利組織とそのプロジェクトが、クリエイティブコモンズだ。

「作品のクレジット表示」「営利目的の使用禁止」など6 種類のライセンスがあり、主にインターネット上に公開されているデジタルコンテンツに適用されている。

コンテンツのデジタル化が進むと、コンテンツのソース化を危惧する声が大きくなる。引用もアレンジも簡単にできてしまうため、悪意はなくとも著作権を侵害してしまうことが、安易に想定できるからだ。

そこで、CC ライセンスを使って、「どこまで許諾するか」を明確にすることが大切になってくる。著作権を守るためにガチガチにガードを固め、なんでも使用禁止にするのではなく、条件にあった使用ならばどんどん認めていく。この前向きでオープンなかたちの許諾方法が、今後いろいろな場面で求められていくのではないだろうか。

今までは主に個人の作品やデジタルコンテンツを中心に使われてきたCC ライセンスだが、今後は出版社やコンテンツホルダーなど、プロが使う可能性も多いに考えられる。

とくに著作権の処理に関してグレーゾーンが多い出版業界は、今後きちんとした枠組みを作り、明快な処理をすることが求められてくるだろう。そうなったときでも、CC ライセンスが付いていれば、著作権問題はクリアになる。あらかじめ「素材としてどこまで使えるか」を明確にすることは、著者、利用者双方にとって大きなメリットとなる。そういった意味でも、今後ますますCC ライセンスの利用価値は高まっていくだろう。今後の活躍に期待したい。

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