産学連携でIoTビジネスを創出する取り組み ~シンガポールマネジメント大学とPSソリューションズが高速ジオフェンス判定エンジンのソフトウェアライセンス契約を締結~

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アジア有数の国立大学であるシンガポールマネジメント大学(シンガポール/以下、SMU)とソフトバンクグループのPSソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:鬼頭周/以下、PSソリューションズ)は、SMUの情報システム学部が開発した位置情報を高速にジオフェンス*判定するエンジンの独占的ソフトウェアライセンス契約を締結しましたことをお知らせします。本ソフトウェアに実装されたジオフェンス機能を利用することにより、リアルタイムで精緻な位置情報を必要とするソリューションへの応用が容易になります。

ジオフェンス機能を利用して位置を判定するアルゴリズムはすでに確立された技術である一方、情報の処理速度等に課題がありました。そのため、コスト競争力を保ちつつビッグデータ[1] を効率的に処理する必要がある商用サービスへの導入は困難とされていましたが、SMUのKyriakos Mouratidis准教授及びBaihua Zheng准教授をはじめとする同大学の研究チームとPSソリューションズは共同で研究と検証を重ね、大量の位置情報が同時に途切れなく送られてくる場合[2] でも、高速かつ効率的にジオフェンス判定することに特化したアルゴリズムの開発に成功。商用化に向けてPSソリューションズはライセンス供与を受ける運びとなりました。今回のライセンス契約は、ジオフェンス機能[3] の利用におけるSMUの高度な学術的知見がPSソリューションズの新事業創出ビジョンと合致したことによるもので、相互にメリットをもたらす産学連携の取り組みであると考えています。

*地図情報上に仮想的な囲い(フェンス)を設置し、その中に入ったり出たりすると、予め設定した処理を自動的に実施する仕組み。

この取り組みについてSMUの副学長(Research)兼学部長(School of Information Systems)のSteven Miller教授は次のように述べています。「今回研究に携わった2名の教員は、当学術領域で長年にわたり位置情報の高速処理・分析手法について研究、論文執筆を手掛けてきました。特定のビジネス分野における課題解決に貢献できたことに、非常に嬉しく思っています。この取り組みは、いかに大学の研究グループと産業界の開発チームが、生産的に協業できることを証明した好例であると考えます。SMUは、今後も質の高い研究が、新しいビジネスの創出に貢献できるよう、企業との連携に努めてまいります。」

また、PSソリューションズの植野正徳取締役は次のように述べています。「PSソリューションズはさまざまな分野で活用できるIoTソリューションの開発、提供を行っています。ほ場に設置したセンサーネットワークから、農業用データを採取、可視化して、栽培手法や知見を共有するソリューション「e-kakashi(いいかかし)」や、電動バイクに移動体通信網を繋げるIoMT(Internet of Moving Things)技術を搭載させたレンタルバイクソリューション「瀬戸内カレン」で、IoT技術を実用化しています。当ジオフェンス技術はIoMT領域や今後様々な場面で実用化が見込まれるドローン(無人航空機)などにおいて、監視対象の物体が危険領域や特定の空間に差し掛かるか入ってしまう事を一つのトリガーとして、次の動的なアクションにつなげるための技術としての応用が期待されます。PSソリューションズは、先進的な技術を持つ大学や研究機関と積極的に連携を深め、新たな価値創造のための研究開発を進めてまいります。[4] 」

【シンガポールマネジメント大学】

シンガポールマネジメント大学(SMU)は、国際経営、社会科学、アナリティクスおよびコンピューティングの分野、およびこれらにまたがる領域において、その世界クラスの研究成果と特別な教育法において国際的に知られています。SMUは2000年に設立され、その目的としては、知識ベースの経済のために、世界的な影響力を持つ最先端の研究を生み出し、幅広く創造的な起業家リーダーを輩出することです。 SMUの教育は、非常にインタラクティブで、共同研究やプロジェクトベースのアプローチを学習に用いることで知られており、また少人数でのセミナー形式の授業はその技術的に有効な教育法としても知られています。会計、ビジネス、経済、情報システム、法律、社会科学と、6つの専門分野で構成され、学士、修士および博士課程のプログラムを広範囲に提供しており、9300人の学生の拠点となっております。アジアの問題にリーチする多分野にまたがる研究に重点を置き、シンガポール市内で唯一の大学として、SMUは、ビジネス、政府およびその研究機関、センターやラボを通じてより広いコミュニティとの戦略的連携を楽しんでおります。

www.smu.edu.sg

【SMU 情報システム学部】

SMU情報システム学部は2003年、SMUの情報システムテクノロジーおよび情報システムマネジメントの研究と教育への取り組みを拡大するとともに、そこにまたがる問題解決を目的として設立されました。

本学部は、情報システムテクノロジーにおける4つの戦略的領域、サイバーセキュリティ、データマネジメント&アナリティクス、インテリジェントシステム&ディシジョンアナリティクス、ソフトウェア&サイバーフィジカルシステム、に関して深く研究開発を行っております。本学部5つ目の戦略的領域は情報システム&マネジメントであり、そこでは民間や公的組織、あるいはバリューチェーン、市場または業界全体における、ITの経営的、経済的な影響について研究されています。設立以来、情報システム学部ではカーネギーメロン大学との戦略的パートナーシップを確立しており、 SMUとカーネギーメロン大学は情報システム学部を通じて、行動社会ネットワークの分析や行動実験に関する研究を行うために、Living Analytics Research Centre (LARC)を設立しました。

【PSソリューションズ株式会社】

PSソリューションズはソフトバンクグループの企業理念である「情報革命で人々を幸せに」を実現するため、新しいITサービスを生み出し続ける企業です。
ITソリューション事業、ITアウトソーシング、海外マーケティング事業のほか、「e-kakashi」
「瀬戸内カレン」をはじめとするIoTソリューションの開発、提供を行っています。
・e-kakashi https://www.e-kakashi.com/
ほ場から環境情報や作物の生育情報を収集し、クラウドで分析、わかりやすく可視化した結果をフィードバックするソリューションです。ユーザーはPCやタブレット、スマートフォンなどから栽培時に必要となる様々なデータを参照できるほか、栽培記録の蓄積や共有も可能で、栽培指導や農作業の品質管理、効率化に役立てることが出来ます。
・瀬戸内カレン http://www.setouchi-karen.com/
香川県豊島で提供しているレンタルバイクサービスです。電動バイクを移動体通信網につなぐInternet of Moving Things技術を活用することにより、充電状況や位置情報をもとに、急発進、急ブレーキ、コースアウト等、運転が適性に行われていないことを自動で検知可能。利用者をリアルタイムにサポートします。

所在地:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター4F
代表取締役社長:鬼頭 周
設立:2010年9月
URL:http://www.pssol.co.jp/

 

■本プレスリリースに関するお問合わせ

PS ソリューションズ株式会社 広報窓口
E-Mail: pr@pssol.jp

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