“1人1台タブレット端末”を実践する千葉大附属中で、その教育的効果と課題についてICT授業研究会を実施

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国立大学法人千葉大学教育学部附属中学校は、昨年度から本格的に1人1台のタブレット端末を活用したICT教育を実践してきました。1年が経過して見えてきたその教育的効果と運用上の課題に関して2月5日にICT授業研究会を開催いたしましたので、その結果をご報告いたします。

  • 千葉大学教育学部附属中学校のICT教育の取り組み

1~2年生全員が自分のタブレットを保有しています

 

千葉大附属中では2014年度の新入生からタブレット端末を保護者負担で1人1台購入することとし、全普通教室に電子黒板機能付きプロジェクターと80インチのマグネットスクリーンを設置したほか、1学年フロアで無線LANも完備し、ICT教育の環境を整えてきました。2014年10月から1学年において1人1台のタブレット端末を活用した教育を開始。2015年度には生徒棟のすべて(全学年のフロア及び全特別教室)で無線LANを導入。2016年度の新入生が端末を購入することで、「全校生徒の1人1台タブレット端末活用」が実現します。

 

  • 平成27年度ICT授業研究会について

研究主題 「1人1台タブレット端末の教育的効果と運用上の課題」(2年目)
日時 : 平成28年2月5日(金)
場所 : 千葉大学教育学部附属中学校(西千葉キャンパス内)
参加者: 小学校、中学校、高等学校などの学校教育関係者 200名

  • ICT授業研究会の内容と成果報告

【公開授業】 ()内は授業者
当日のプログラムはこちら
http://prtimes.jp/a/?f=d15177-20160208-4963.pdf

1年A組・国語(荒川恵美)「映像メディアを読み解く」
1年B組・保健体育(渡辺明日子)「バスケットボール~攻撃のパターンを考える~」
1年C組・理科(石飛光隆)「地層観察アプリ「Go!地層」で比べてみよう」
1年D組・英語(横田 梓)「Good Job Hunting~英語で進路学習~」
2年B組・社会(鹿瀬みさ)「「海と島の復権」~瀬戸内国際芸術祭から考える中国・四国地方の生活と文化~」
2年C組・数学(安藤和弥)「証明を振り返り、条件を変えた場合の証明を考えよう」
2年D組・道徳(五十嵐辰博)「附中再発見~千葉大附属中の「伝統」から考える~」

「英語」の授業でタブレットを操作する生徒たち

 
【教科等分科会】
県内外から集まった200人の教員や学校関係者がそれぞれの教科等に分かれ議論する分科会では、教科等におけるタブレット端末の効果的な活用について活発な議論がかわされました。分科会では、「タブレット端末を必要な場面で効果的に活用しており、大変参考になりました」「ディジタルとアナログのバランスが大切だということがわかりました」などの感想が寄せられました。

【全体会】
「1人1台タブレット端末の教育的効果と運用上の課題」と題して、千葉大学教育学部附属中学校の主幹教諭 三宅健次が発表しました。
2年目となる本年度は、教科での活用の充実及び教科外での教育的効果の追求を中心に研究を行いました。生徒及び教員の実態調査及び意識調査より、 

するなど、教科及び教科外における教育的効果を確認することができました。一方、個人差への対応や休み時間中の活用など、教育的効果の充実に向けての課題も確認することができました。

  • 千葉大学教育学部附属中学校のICT教育に関する今後の展望

タブレット端末の活用でにより、情報活用能力や学習意欲が向上

 

本研究のまとめとなる次年度では、教員のタブレット端末管理等の労力に対する教育的効果及び保護者の経済的負担に対する教育的効果を分析し、1人1台タブレット端末を所有させることが有効なのかを検証していく予定です。
次年度以降も積極的にICT教育に取り組み、その実践報告を通して千葉県や全国のICT教育の発展に貢献してきたいです。

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